筋肉は何のためにあるのか分かっていますか?

こんにちは。

今日も今日とて筋肉のことを語ります。
いつもあなたと一緒に生きている筋肉ですが、何のために存在するのか考えたこと、ありますか?私はいつでも考えています。

見た目をよくするため?
代謝をよくするため?

これらはトレーニングの目的になりがちな要素ですが、あくまで副次的なものです。

筋肉には本来大きく分けて4つのはたらきがあるとされていますので、この記事では一つ一つ解説していこうと思います。

1.身体を動かすため

筋肉は体を動かす動力になっています。
筋肉なしでは、立つことも出来ませんし歩くことも出来ません。座っていることもできませんし、こうして記事を書くことも出来ません。
というか、実は筋肉なしでは内臓を動かすことも出来ないんです。大変ですね。

あなたがボーっとスマホをいじっている間も、午後まで寝ている間も、どうぶつの森をやりこんでいる間も、筋肉は24時間活動してくれています。

どうですか?筋肉って偉大でしょ?

2.熱を作るため

あなたの平熱は何度ですか?
ちなみに私の平熱は、37度です。健康のため、工夫して高めに保っています。

ヒトを含む恒温動物は、ある一定の体温がないと生きることができません。
私たちの体温も36度から37度に保たれていますよね。
気温は体温よりも低い場合が多いため、ヒトは体の中で熱を生み出し、体温を保たなければいけません。

熱を生み出すのにも筋肉は活躍しています。
熱量全体に対して60%程度は筋肉が生産しており、残りは肝臓や腎臓・脂肪が生産しているのです。

3.姿勢を保つため

ご存知だと思いますが、地球には重力が存在します。
身体中のあらゆる力を抜いてみてください。きっと、ペタ~っと地べたに寝転がってしまうでしょう。それではまともに生活できませんね。
日常生活を送るために、ヒトや動物は重力に逆らって姿勢を保つ必要があります。
ただ立っている状態でも、身体の中では筋肉が力を出しているのです。

寝ていても座っていても、その状態を維持し続けるためには筋肉が必要です。

4.身体保護のため

ボクシングの試合を思い起こしてみてください。
パンチは頭に打つほかに、腹部に打ったりしますよね。
腹部に打つパンチを「ボディブロー」といいます。格闘技以外の場面でも「ボディブローのようにじわじわ効いてくる」というのはよく使われる言い回しです。

この言い回しの通り、ボディブローというのは試合後半になって効いてきます。
なぜかというと、内臓へのダメージで呼吸器系の機能が低下し、スタミナが落ちるからです。

そのため、ボクサーはボディブローに対して何らかの対策を取らないといけません。何をすると思いますか?

内臓を鍛える…これが出来たら最強ですが、大体の地球人には無理な話です。
ボクサーたちは、内臓を包んでいる筋肉を鍛えます。主に腹筋群ですね。

話を戻しますが、ヒトの内臓は筋肉や脂肪により保護されています。
もしも、何かの拍子に外的衝撃を身体に与えられたとしても、筋肉や脂肪があるため、直接内臓への負担がかからないようになっています。
このように内臓を保護するための役割も筋肉が担っているのです。

まとめ

1.身体を動かすため
2.熱を作るため
3.姿勢を保つため
4.身体保護のため

以上について解説してきました。

普段いかなる時にも筋肉は24時間あなたのために働き続けてくれています。

そうです。筋肉は本当に裏切らないのです。
たまにでいいので、いつも近くで見守ってくれている筋肉をリスペクトして、愛でてあげましょうね。