あ~今日も一日疲れたな~。なんだか最近クラスが荒れてきたような気がする。なんでだろ?時の運かな?
まあいっか。何とかなるべ。
お前ね、現状が分からないまま学級経営しているのは危険だよ。原因がある程度わかっていれば、何かあっても対策が立てられるから。
というわけで、今日は困ったときに問題をあぶりだして対策を練っていくためのフレームワーク「As is/To be」をご紹介しますね。
その名の通り、「As is(現状)」と「To be(理想)」のギャップ(=問題)を可視化するためのツールです。
私も担任時代はよくやっていましたし、現在の事業を立ち上げる際にもガンガン使っています。実はこれ、何をやるにもフィットしてくれるツールです。
ブログを経営する、筋トレのマネジメントをする…
なんか分からんけど、うまくいっていない気がする。
もやもやする。
そんな時に使えます。
1.概要
「As is/To be」は、現状(As is)と理想(To be)のギャップを目に見える形にし、そのギャップを埋めていくための方法を考えていくフレームワークです。
ギャップ=問題になりますので、あらゆる問題解決の第一歩として活用できます。問題がないのに解決は出来ませんからね。
2.基本的な流れ
(1)理想と現状を比較
理想としている状態と、それと比べてみた現状を書いていきます。
↓
(2)問題の可視化
理想と現状とで差が見えてきます。
これで問題をあぶりだすことが出来ました。
↓
(3)課題の設定
問題が見えてきたので、手立てを講じていきます。
3.手順
いよいよ、やり方を詳しく説明したいと思います。
(1)理想を描き、羅列する
箇条書きで構いません。思い浮かんだものからパッパッと書いていきます。
(2)現状を整理する
理想に対して、今どのような状況になっているのかを整理していきます。
数字で分かる量的なデータ(ビジネスであれば売上高、販管費など)
表情や見取りなどの質的なデータ(見たり触れたりしていて感じたもの)
どちらも重要な要素ですので、可能な限り詳細に書いていきます。
(3)ギャップを分析する
理想と現状の間にあるギャップを分析します。このギャップが「問題」です。
例で言えば、下記のようなイメージです。
「男女間のコミュニケーション環境が欠けている」
「学級委員の権力が強すぎる、または学級委員以外のチャレンジ精神を養えていない」
「自分の学年との交流に留まってしまっている」
簡単に考えられる範囲でOKです。
このフレームワークでは、「問題をあぶりだすこと」が目的ですから。
ここで発見した問題について、他のフレームワークで深堀していきます。
4.次につながる問い
ここで、次のフレームワークに移るわけですが、それまでに思考しておくべき問いがあります。
(1)理想までの到達度が現在どれほどなのか
(2)到達度を上げるためには何が出来るのか
(3)この中で重要な問題はどれか
このあたりを考えておくことが大切です。
まとめ
「As is/To be」について、紹介してきました。
1.概要
2.基本的な流れ
3.手順
4.次につながる問い
ふむふむ、「荒れている」となんとな~く感じていたのは、男女のコミュニケーション環境が自分の中で気になっていたからなのか…
問題を可視化して自覚出来たね!おめでとう。
解決に一歩近づいたよ。
てかこれ、学級じゃなくても組織なら使えそうだな。
職員室の空気も悪いから、問題分析して提案してみるか。
嫌われない範囲でやれよ!まじで!
続く。