こんにちは。
私は今年の3月に教員を退職しています。
教員の中には転職を考えている方や、退職を考えている方もいますよね。
個人的な体験談になりますが、退職した理由を簡潔に述べていきたいと思います。
結論から言うと、辞めてよかったというのが本音です。
※ここから先は個人的な意見で、職場により違いがあります。
1.やりがいの搾取、同調圧力
いきなりネガティブな話題になってしまいました。(笑)
現職教員の方々、すみません。異論は認めます。
教員生活を送っていると「子どものために」という言葉が飛び交います。
(言葉になっていなくても、雰囲気で感じる場面がよくあります)
そしてそのためには、自己犠牲も厭わない。
つまり、むやみやたらに残業したりだとか、教育上必須でない仕事に労力をかけたりだとか…その辺が、美学とされている節があります。
そして「私達は自分の時間を犠牲にして身を粉にして仕事している(それが教員として当たり前だ)。」
若手の私には、それがまあまあ辛かった。価値観が違ったんですね。
ピヨピヨの分際で「そんなん必要ないですよ」とも言えない。
子どものためなのは分かるんです。でも…
強く主張しておきたいのは、教員が健康で笑顔でいることが子どもの幸せに繋がります。ド直結です。これは間違いありません。
(いつも疲れたような顔している担任、嫌でしょ?)
ただ間違えてほしくないのは、健康にもフィジカル面とメンタル面があるということです。
人間、自分の意に沿わないことをやり続けると心の疲労が蓄積していきます。
「休日はリフレッシュできる過ごし方を」なんて言われますが、私の場合、特に一年目は平日のストレスの溜まり方が尋常ではなく、土曜の午前中はベッドから身体を動かすことが出来ませんでした。
だって、平日は自分の時間なんてゼロに等しいんだもの。
リフレッシュに出かけるための体力がない。
体育会系の部活動でやってきて活力には自信があったのですが、ダメでしたね。
それでも、子どもと関わっていられるのは幸せでしたよ。
それだけが救いでした。
2.専門性の発揮がしづらい
結構あるあるなのではないでしょうか。
いろんな専門の先生が集まる学校では「個々の専門性を発揮してやっていきましょう」とよく言われます。
ただ、教育公務員という立場上、これって難しいんですよ。
いくら専門性をもっていたとしても、学校全体を大きく動かすのってまあ難しいんです。どこの業界でもそうなのかもしれませんが、基本的に教員って、新しいものは嫌う風潮があります。
ちなみに私は体育専門なんですけどね。
体育で使えるサーキットメニューを会議で提案しようと根回しをしたときにも、
・私には無理だわ
・分からないから全部やってくれる?
・新しいことやっても結果なんか出るの?
これら全部私が言われた言葉です。(笑)
結果が出るかどうかなんて、やってみないと分からんだろうがボケー‼
(と、心の中で言っていました。)
だから結局、校庭の環境改善とか、出張授業とか、そのくらいしか出来ない。
そして…
3.自分で経営から物品管理から指導まで全部やりたい
こういう考えに行き着きます。
自分で校長をやり方針を固め、その軸の中でどんどんやり方を変えていく。
自分で事務担当をやり必要な物品を必要な時にスピーディに購入し、どこに何があるか職員室で聞いて回ることもなく、すべてのモノがどこにあるか把握。
自分で対外的な交渉も行い、自分で方針に沿って指導していく。
すべて自分で決める。
これが一番楽なんじゃないかって、思ったんです。
(書けば書くほど、公立教員に向いてなかったんだなって思えてきました…
というか、組織の中で過ごすのに向いていない。残念!)
自分ですべて決定し、実践していく。
PDCA・OODAを回すのも、すべて自分の独断。
どんどん挑戦して、どんどん変えていけばいいんです。
要は、公立校のスピード感では、なんだか物足りなかったんです。
そして、起業しよう、と。
まとめ
1.やりがいの搾取、同調圧力
2.専門性が発揮しづらい
3.自分で全部やりたい
こういった理由で早々に教員現場を退職。
現在はバレーボールのスクールを立ち上げ、収支計画・マーケティング・連絡作業・実地指導、全て自分でやっています。
今は新型コロナウイルス対策で基本的にオフラインでのレッスンを提供することができないので、チームでアプリを開発しオンラインでパーソナルジムをやっています。
今後は事務スペースとジムスペースを兼ねたオフィスを借りようかな、なんて。
もう、仕事が楽しくて仕方ないです。
ぶっちゃけ、何時間でもやってられます。
最後に、教員の皆さんへ。
今の職場に充実感を感じている方は、素晴らしい人なんだと思います。
不満をもちつつ頑張っているあなた。転職・独立を視野に入れてみると、世界変わりますよ。マジで。
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